主題解説

2022年度 主題 

『神さまにつながって生きる』 

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその小枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」 

主題聖句 
ヨハネによる福音書15章5節a 

聖書を開くと最初に書かれているのが創世記です。私たちの住むこの世界を神さまがお創りなった、

7日間のことが記されています。神さまは一つひとつをお創りになってよしとされ、6日目に全てのものをおつくりになると極めてよかったと言われました。この世界にある自然物には、それぞれに役割があり、それぞれが連鎖して生があります。

子どもに創世記の話をするときに、「今日保育園で、自分で作ったものを考えてみて、自分で一生懸命作ったものって大切だよね。それが壊れてしまったら悲しいよね」と、語りかけます。大事に丸めた泥団子がもし壊れてしまったら、どんなに悲しいでしょう。そう、神さまは私たちが住むこの世界を大切にお創りになったのだから、それは大事に思っていらっしゃるはずです。その気持ちは子どもでもわかるはずです。

しかし私たちの住むこの地球はあと30年もすると瀕死の状態になると言われています。病気であればかなり進行した状態です。SDGsという言葉を保育界でも耳にすることが多くなりました。昨年度の関東部会の夏期研修会でも、テーマとして学んでいますが、SDGsを学んでいると、今のこの地球の状態を神さまはどれほど嘆かれるだろうと思います。私たちが知恵を尽くして、神さまが極めて良かったと言われる状態に地球を戻すことが必要とされているように思います。

私たちは知らず知らずのうちに、目の前のことを追い求めるがあまり、環境を破壊し、合理的に事が運ぶように無駄を排除し、物事に優劣をつけすぎてきたのかもしれません。そのような矢先に新型コロナウイルス感染症の流行という未曽有の事態となりました。私たち保育者も、保育を見直し、今できることを考え、知恵を尽くすときとなったのです。これは私たちに与えられた生き方を問うチャンスのようにも思います。一人ではできません。周りの人々、いや世界中の人々とつながっていく必要があるでしょう。

私たちはなんのために保育をしているのでしょうか。それは次世代を担う子どもたちを育てるためです。目の前の子どもたちに神さまが創られ、極めてよかったと言われた世界を残すためです。

コロナ禍は自由が奪われ、窮屈な毎日ですが、逆にこのときを活かして、これからの保育を学び合いましょう。

神さまを覚えて歩みを進めることで、きっと豊かに実が結ばれると信じます。関東部会では今年度も現場にある皆様と、共に聴き、共に考え、ともに語り合う研修会を企画してまいります。オンラインであれば参加しやすい方もおいでかと思います。方法は役員でいろいろ検討してまいります。神さまのぶどうの木につながって豊かに実を結んでまいりましょう。この新しい年度がお一人おひとりにとって豊かなときとなることを願っています。

キリスト教保育連盟関東部会